7日目の日程
バトゥ洞窟+ツインタワー周辺へ
朝8時、もはやおなじみとなった「ABCビストロカフェ」で朝食。本日のメニューは「ROTI TELUR」。生地を焼く際に溶き卵を一緒におとして焼いたもの、らしいがここまでくると、もう味の違いがよくわからない…。


今日は、KTMコミューターという鉄道に乗って、洞窟内に造られた、マレーシア最大規模のヒンドゥー寺院「バトゥ洞窟」へと向かう。

バトゥ洞窟行きの列車は、1時間に1本程度運行している。片道確か3RMぐらい(TGカードを利用しているので、詳しい金額は不明です…)。


景色を見たいと、到着した列車の窓側の席に向かうが、座ってから落ち着いて窓をみると、何とガラスが蜘蛛の巣状に割れている…。あわてて周囲を見ると、もうあらかた窓側には人が座っていて移動もできず、結局よく景色が見えないまま洞窟に向かうことに。しかも持ってきたペットボトルの蓋が緩んでいて、荷物が水浸しに…。



列車は駅でない場所にたびたび停まるなどして、なかなか進んでいかない。時刻表は、ほとんど目安状態になっていた。結局40分程かけて、終点「バトゥ洞窟」駅に到着。ほぼ目の前が洞窟だ。

まずはこんな緑の巨大な像がお出迎え。「ハヌマーン卿」と呼ばれるヒンドゥー教の猿の神様の一人らしい。


そんな猿の神様にあやかってか、沿道には野生の猿がいっぱい。観光客が与えるバナナなどの果物を食べている。

そして5分程歩くと、よくガイドブックで見る、巨大な黄金の像の場所に到着。高さは43m、「ムルガン」と呼ばれるヒンドゥーの神様の一人だ。使われている金は、何と300リットル以上らしい。

そしていよいよ洞窟に向かい、画像左側のカラフルに塗装された急な階段を、登っていく。その段数は、272段!ちなみに階段にこんなカラフルな色が付いたのは、2018年のことらしい。しかも2024年に入ってエスカレーターの工事も始まったとの話だったが、確かに像手前の広場で工事らしきものは行われていたものの、エスカレーター工事の雰囲気は全くなかった。


途中まで登って振り返ると、かなり急で結構ひやひやする。そして猿もひっきりなしにやってくる。


15分程かけて登り、ようやく洞窟内へ。4億年前にできたという鍾乳洞に、19世紀後半に開かれというが、よくこんなところに造ったものだ。


洞窟内には、ヒンドゥー神話に基づいて作られた像が展示されている。



下りも慎重に一歩一歩進む。これだけ急だと、雨の日はおっかなくて行けないなあ。

なかなか見ごたえのある寺院だったが、それでも1時間程度あれば…という感じ。

メインの洞窟は無料だが、周囲に何か所か有料の洞窟ギャラリーもある。今回は、メインで十分楽しめたので、パス。


帰りも、KTMコミューターでKLセントラルへ。今度は窓が割れていない席に座り、風景を楽しむ。クアラルンプールには右画像奥のような、なんか変わった形の建物が多い。
KLセントラルまで戻ったあとは、LRTに乗り換え、ツインタワーのあるKLCC駅へ。いよいよクアラルンプールといえば必ず登場する、あのツインタワーの実物とご対面だ。


その前にちょっとお腹が空いてきたので、KLCCのショッピングモールにあるお店「Serai」にて、お昼をとる。店内は満席で、受付で名前を言って、しばらく近くに座ってまつ。
店内に入ると冷房がキンキンで、思わず1枚羽織ってしまう。頼んだ料理はこちら。


右側、青いご飯が不思議な「Nasi Kerabu」(28RM)。現地で「ブンガ・トゥラン」と呼ばれるマメ科の花の花びらから煮出した色素をお米と一緒に炊き込み、着色をしているらしい。パリパリのチキンが美味しかった。そして左側「バナナフリッター」(17RM)。このまま食べても、付け合わせのアイスクリームや蜜をつけて食べても美味しい。このほか暖かい飲み物が欲しくなって、「ジャスミン茶」(9RM)も注文。メイン料理もそこそこ量があるのに加え、バナナも4本あったため、お腹はパンパン。何とか食べきる。

食後はツインタワーのふもとへ。ちょうどクリスマスのデコレーションもあった。建物自体はもっとツルっとしているかと思っていたが、結構重厚なステンレス感があった。


撮影後は、タワー前の庭園を歩いて「KLCC水族館」へ。ここの目玉は水中トンネル。


またちょうど「サメの餌付けショー」が始まりそうだったので、見ていく。ただなかなかサメはやってこず、結局「巨大エイの餌付けショー」になっていた。


思ったより充実していた水族館だったが、ちょっと料金がお高いかも(75RM)。
帰りがけに、また餅菓子のお店を見つけたので、きのう購入しなかった種類を買い求める。


ということで、結局この日もお菓子とおにぎりの夕食となった。
明日はクアラルンプール最終日。イスラム美術館などを巡る。
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