北大東島編~サイクリングで島内1周
北大東島にある「人材交流センター」で自転車(電動アシスト付き)を借り、島内1周サイクリングに出発!まずはグーグルマップにだけ乗っている「北大東島の仏」を見に行く。

こんな感じで仏像が祭ってあるのだが、説明板らしきものは何もなく、ネットを検索してもヒットしない。一体何なのか、そしてなぜグーグルマップにだけ載っているのだろうか…

折角だから海をみようと、海岸沿いの道へ。南大東島がくっきり見える

こちらは「江崎港」。1972年に整備された港で、後ほど登場する西港が、風向きにより使用できない時に使われるらしい。

江崎港のすぐ近くにあるのが「台風岩」。2009年の10月に島を襲った台風18号のため、地面の岩が猛烈な波風により吹き飛ばされ、道路にぶつかって止まった跡とのこと。

途中虹に遭遇。

こちらは「沖縄最東端の碑」。空港のちょうど反対側にある碑だ。

その近くにある「沖縄海」。「荒波の島で唯一沖縄の海に見える海岸」とのことで、こんな名前が。干潮時には、人工的に作られた潮だまりで水遊びができるらしい。


内陸部を戻りながら、山羊を見たり、リアルな案山子をみたりしつつ、今度は北に向かって走る。

こちらは北大東島にあるのに、なぜか名前が「南大東漁港(北大東地区)」という港。2019年に開港式が行われた、掘り込み式の漁港だ。これにより、ようやく直接着岸できる漁港が整備された。

その工事の過程を紹介した写真パネルがあったのだが、大変な工事だったことが伺える。

ここは1903(明治36)年に、開拓団が島へ上陸した地点と伝えられている場所。開拓当初は、黒糖の出荷港として使われていた。現在「上陸公園」として、整備されている。

「西港」は1918(大正7)年にできた、北大東島メインの港。

風下になり凪になる日が多いため、ここが選ばれたらしい。今も大型船舶は沖合で停泊し、クレーンによる荷役が行われている。

西港に隣接する場所に公園があり(西港公園)、そこにあるのが「国標」。正式に日本領土とされた1885(明治18)年に初めて建てられたもので、現在あるのは2016年に建てられたもの。

「西港公園」には、そのほか古い機械が何点か展示されている。

おそらく燐鉱石採掘に関わるものと思われるのだが、いかんせん何も説明プレートがないので、一体何なのかがよくわからない。またお休みどころも壊れたままで、施設は作っても、ソフトやメンテナンスまで手が届いていなさそうなところが、ちょっと残念。

「北大東島灯台」。現在改修工事中で、将来は見学ができるように整備するらしい。

そして島の北側へ。

まるで古代建造物のようにも見えなくはないが、実は先程触れた、南大東漁港工事で発生した岩石を積み上げたもの。「大東ピラミッド」と呼ばれているらしい。

「北港」。1980年に整備された港。他の港が、風向きなどで使えない時のために作られた。訪問した日は波が高く、港の手前で通行止めになっていた。

「大東宮」。開拓当初、製糖事業を営む玉置商会によって建立されたもので、天照大神を奉安している。これでひとまず島内1周できたので、サイクリングは終了。風がかなり強かったものの、電動アシストのおかげで快調に周ることができた。

このサイクリング以外に島で体験したのが、「燐鉱石採掘場跡トレッキング」。これが久しぶりに面白いツアーだったので、次回で詳細に。
コメント