シンガポールで博物館巡り
JALのA350-1000が期間限定で運航される、ということでやってきたシンガポール。滞在中は主に博物館巡りをしました。何か所か回った中から、心に留まったところをピックアップしてご紹介します。
ナショナル・ギャラリー・シンガポール

20世紀初期に建てられた旧市庁舎と旧最高裁判所という隣り合った歴史的建造物を、1つの大きな美術館にしたもので、2015年にオープン。


地上6階地下3階建て、総床面積64,000平方メートル、収蔵作品は8000点を超えるという巨大な美術館。


中心となるのは、19世紀から現代に至るシンガポールと東南アジアの現代アート。


チケットの値段によって見ることのできる展示が違ってくるので、フルに見ることのできるチケットにして、じっくり存分に展示を味わうのがおすすめ。


屋上からの眺めも素晴らしい。

今回訪問したシンガポールの博物館関係の中で、一番見応えがありました。
アジア文明博物館


当初は全く期待せず「時間調整」のつもりで入ったのだが、その見応えにビックリした所。

「アジアの芸術的遺産及び世代を超えて伝わるシンガポールの文化」を専門に展示している博物館で、オープンは1993年。2003年にシンガポール川沿いにある現在の建物に移転し、2015年には、新たに2棟のギャラリーを新設している。


東南アジア・南アジア・西アジア・中国からの工芸品1,300点が展示されている。

中には、日本の隠れキリシタンの資料も。


また訪れた日には、「Pagoda Odyssey 1915:From Shanghai to San Francisco」という特別展が開催されていた。

1915年、アメリカのサンフランシスコで「パナマ-パシフィック万国博覧会」が開催された際、そこで、中国のとある孤児院で製作された84基の中国式の仏塔=パゴダの模型が展示されたのだが、その博覧会以降109年ぶりにその全基を一般公開したものが、今回の特別展とのこと。

実物の約50分の1サイズで作られたというパゴダだが、その精巧さには驚かされた。やはり、当時もかなりの話題を集めたらしい。これをみるだけでも、行った価値はあった。
インディアン・ヘリテージ・センター

リトルインディアと呼ばれるインド人街のど真ん中にあるのが、「インディアン・ヘリテージ・センター」。


シンガポールにおけるインド人コミュニティ特有の文化を紹介する博物館で、その歴史についてもしっかりと学べる場所。こじんまりとはしているものの、結構見応えがあった。

次回は博物館ではないけれども、個人的に面白かった施設を2か所紹介します。
コメント