はじめに
2025年の2月から3月にかけて、JALが期間限定で羽田ーシンガポール線に、最新鋭A350-1000を投入した。これは乗らねばと思ったものの、当時は保有マイルが全くなかったため、ビジネス以上はあきらめ、エコノミー&プレエコのそれも一番値段が安い日程を選び、往復してみた。まずはその往路編から。
旅立ちは、JALファーストクラスラウンジから

せっかくなので朝食はラウンジで楽しもうと、出発4時間近く前にチェックイン。保安検査場が結構混んでいて、30分程かけてようやく出国し、そのままJALファーストクラスラウンジへ。

今回は「JAL’s Table」ではなく、はじめて羽田の「鮨 鶴亭」へ。

しかーしこの日は、「マグロ・イカ・太巻き」という個人的にはちょっと残念なラインナップ。ただその他にたまたまカンパチもあったので、ちょっと救われたけど。それでもお代わりをしたあとは、サロンへ。

このところサロンが閉まっている時間帯の便ばかりだったので、かなり久々の訪問。お酒があまり得意でないので、まずはお茶と和菓子のセットをいただき、あとはスタッフ一推しの「コーヒー」を2杯飲む。ここは人も少なく、静かでとても落ち着ける。


いよいよ搭乗

頃合いを見て搭乗ゲートへ。しかし羽田発のJAL便で、機体は既に駐機していたのに、出発が30分以上遅れる。理由は、乗り継ぎ客待ちのためだった。最近国内線では遅延が多くなっているが、ここにもその影響が。

往路は、エコノミーの非常口窓側席。ちなみに予約した当初は隣席ブロックがかかっていたものの、結局お隣さんもやってきた。世界に誇るJALのエコノミーの良さは、きちんと踏襲されていて、そのため逆に座席的には特筆すべき点はなかったように思う(モニターや席自体はまだまだ新しくでピカピカだったけど)。ただ引き出し式のモニターが、きちんと正対してくれず見にくかったのと、機内誌などの収納ボックスが、壁に3人でまとめてひとつしかないのが残念だった。


今回は白服を着た男性スタッフがいたほか、男性CAが多めの構成だった。離着陸時目の前に座るCAが2人共男性だったのは、初めての経験だった。

今回の搭乗の目玉は、実は座席ではなく、食事。久々の羽田昼発の国際線ということで「有料機内食グレードアップサービス」を利用したのだ。

CAさんから確認があり、座席には青色のシールが。そして普通の機内食が配られるより前に、手元にどーんとやってきました。
「うなぎ」は美味しかったけれども…

それがこちら「うなぎ」!ふっくらとしたウナギから漂う香ばしいニオイがたまりません。内容は、「小松菜としめじのお浸しからすみ添え・玉子豆腐・香の物・九州産うなぎのふっくら蒲焼御膳(養殖)・季節のフルーツ」。

一口食べると、ふんわり美味しく感動。続いては、タレのかかったご飯と一緒にいただきます。しかし…ご飯を噛むと何だか固い。よーく見るとご飯が一部カピカピに。折角の美味しいウナギが、台無しでした。以前マレーシア航空でも似たような体験をしたのだが、まさか日本の航空会社のご飯がカピカピとは思いもよらず、感動も一気に醒めてしまった。ビジネスでもエクスプレスミールとして「うなぎ」が登場していますが、そちらはちゃんとしているのかな?次回はないかもな~。残念!
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