イギリス旅 9日目 最北端の村へ

2026年

ブリテン島の最北端へ

今日も同じ朝食…。ただ学生団体がいなくなったせいか、レストランがすいていました。

この日は、『ブリテン島の最北端の村』に行くツアーに参加します。集合場所は、バスターミナル裏側の、ちょっと寂しげな場所。

参加者は、アメリカとスペインのカップル各1組に、フィンランド女性と私の計6人。リトアニア出身の女性が、ドライバー兼ガイドをしてくれました。午前8時過ぎにスタート。

フリート湖国立自然保護区

ツアーは、途中にある観光ポイントに寄り道しながら、最北端の村=ジョン・オ・グローツを目指します。

海底油田の採掘場やら

『ドーノック』という小さな町を、車窓から見学したあと着いたのが、

『フリート湖国立自然保護区』です。

鳥や海を眺めながら、しばし小休止。

すぐそばには、廃墟然とした『スケルボ城』と呼ばれる古城もありました。

ダンロビン城

出発してから2時間、到着したのが 『ダンロビン城』です。

ここで1時間半ほどフリータイムとなり、お城を見学します。入城料は16ポンド・約3,500円でした。

ダンロビン城は、1300年代初頭にまで遡る、イギリスで最も古くから人が住み続けている邸宅の一つ。かつてはサザーランド伯爵家、後にサザーランド公爵家の居城として使われてきました。

城内には、189もの部屋があり、その内約20部屋をガイドなしで見て回ることができます。上画像は図書室で、10,000 冊の蔵書があるそうです。

音楽室では、ピアノの生演奏も行われていました。

こちらは子供部屋。いろいろなおもちゃがおかれていました。

お針子部屋には、サザーランド伯爵家の衣服が、また軍人部屋には甲冑や式服、武器などが展示されています。

第一次世界大戦中は海軍病院として、1965年から1972年までは男子寄宿学校として使われたそうですが、その後は再び家族の邸宅に戻ったそうです。

お城のもうひとつの見どころは、海に面して広がる庭園。

イギリス国会議事堂の設計を手掛けたとされる、建築家のチャールズ・バリー卿によって、1850年に造園されたもので、パリのヴェルサイユ宮殿から着想を得ているそうです。

また庭園内では鷹狩りが行われていて、鷹やハヤブサ、フクロウなどの猛禽類を使った、鷹匠による空中ショーを見ることもできます。

このほかお城の敷地内には博物館もあり、サザーランド一家がサファリで狩猟した数々の動物の頭部や、アフリカを中心に世界各地から収集された様々なものが展示されています。

予想外に見どころいっぱいのお城でした。開館期間は、毎年4月1日から10月31日までで、冬季は休館しているので、ご注意ください。

植民記念碑

ダンロビン城を出発して30分程走ったところで、立ち寄ったのがこちら。

『ヘルムズデール』という村の、植民記念碑が建つ場所。『ゴース』という黄色の花が、きれいでした。

昼食タイム

午後1時過ぎ、『ダンビース』という小さな港で昼食タイム。

地元で捕れるロブスターやカニ肉を売る店があり、そこと提携しているようでした。皆さん買い物して食べていたけど、どれも10ポンド以上するので買わず、近くのベンチに座り持参のパンでお昼に。

その港にあったのが、「サーモンを背負う子供の銅像」です。帰国して調べたら、どうやら地元生まれの作家ニール・ガンという方の小説『ハイランド・リバー』の主人公のようでした。ちなみにニール・ガンという方は、1920年代から30年代にかけてのスコットランド・ルネサンス運動における主要人物の一人だったそうです。

羊牧場があちこちに

ブリテン島北部を通る道の両側は、ほとんどが羊の牧場でしたが、そこにいる子羊が、かなりキュート。

運転手の女性は、見かける度に「キャッキャ」と歓声を上げていました。

ユニークだったのが、その牧場の囲い。石板で作られているところがありました。

またあちこちに、風力発電の風車も聳え立っています。ドライバーさんが、あえて内陸部の狭い道を通ってくれたお陰で、こういったスコットランド北部ならではの風景を見ることができました。

そして、ついに北大西洋に到達です。『ダンネット・ビーチ』というビーチで、小休止。

最北端の村へ

その後30分程走り、到着したのが…

『ジョン・オ・グローツ村』。ここがブリテン島、最北端の村です。ちょっと変わった名前ですが、15世紀に、当時のスコットランド王からオークニー諸島へ向かう舟を賜ったオランダ人、ヤン・デ・グロートからとられているそうです。

広場には、各都市までの距離を記したサインポストが立っていました。実は、標識にも記載があるイングランド南西端のランズ・エンド岬と、ここジョン・オ・グローツとの間が、ブリテン島で最も長い旅路となるため、自転車、徒歩、あるいは慈善行事の出発地点や到着地点としてよく使われているそうです。そのためイギリス人には、「北の端っこといえば、ここ」というイメージが、刷り込まれているらしいです。ちなみに、ブリテン島の本当の最北端は、

先ほどのダンネット・ビーチの画像の右奥に見える、ダンネット・ヘッドという半島の先端『イースター岬』とのことです。

サインポストの周辺には、お土産物店やウイスキー醸造所などのほか、レンタルコテージもありました。調べてみたら最低2泊からで、6人で16万5千円だそうです。

ダンカンズビー・ヘッド灯台

ジョン・オ・グローツに1時間程滞在したあと、車1台しか通れないような狭い道を走って、灯台に辿り着きました。

『ダンカンズビー・ヘッド灯台』です。灯台が建つダンカンズビー岬は、ブリテン島の最北東端になります。1924年に建設された灯台ですが、塔の高さはわずか11mしかありません。しかし海抜67mの崖の上に建っているため、その光は船舶からよく見え、沖合21海里まで届くそうです。

ここから『Duncansby Stacks』と呼ばれる奇岩も、見ることができました。

岬周辺はかなりの強風で、あやうく吹き飛ばされそうになりました。

帰路にも寄り道

灯台から戻る途中に、ハイランド牛を発見。

牛は参加者に人気が高く、急遽道端に車を停め、撮影大会になりました。

『ブローラ』という町では、トイレ休憩かたがた近くの「COOP」で買い物タイムに。その後午後7時半過ぎ、ようやくインヴァネスに帰着。結局11時間ものツアーとなりました。

プチ豪華な夕食タイム

”プチ豪華”と言っても所詮ミールディールですが…。

メインを『ポークカツ丼』にしてみました。「Morrisons」としては、ちょっと高めの、5.5ポンド・約1,200円のミールディールでした。

ポークカツ丼、意外に美味しかったです。明日は、インヴァネスを離れ、エディンバラに向かいます。

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