モアイに会う 10日目 モアイとお別れ

2026年

ガイド氏またしても…

朝食前に、軽くホテル周辺をお散歩。イースター島最終日は、いい天気になりそうです。

この朝食を食べるのも、この日で最後。

荷物をフロントに預け、午前9時半、最後の島内観光に出発します。

最初におとずれたのが、「アフ ヴィナプ」。

ところがここで、またしてもガイド氏が忘れ物…。今回はなんと、入場チケットを自宅に忘れきた、とのこと。とりあえずここは、入口のお姉さんと交渉して、ガイドの顔バスで何とか中へ。今回のガイド氏は、気のいい人でしたが、ザルなところが結構ありました。 

女性?のモアイ

「アフ ヴィナプ」は空港近くにある遺跡で、ここの特徴は…

アフが緻密な石組で作られていることです。インカの石組に似ていると言われ、「南米から島を目指してやってきたインカ人が作った」という説や、逆に「イースター島から南米に渡ったポリネシア人が、インカ人を島に連れ帰って作らせた」という説もあり、諸説紛々。

石組みの傍には、肩まで埋もれたモアイがあったり、

倒されてそのままになっているモアイや、埋もれて顔だけが外に出ているモアイなどもありました。

そして島内で「アフ ヴィナプ」だけにある唯一のものが、右奥にある像。実はこの像、

”女性のモアイ”なんです。1956年に掘り起こされたもので、高さはおよそ2m。プカオと同じ赤色凝灰岩でできています。

一説によると元々双頭のモアイで、現在ものは、頭が打ち砕かれた残骸とも言われています。細い腕と手、かすかに膨らんだ胸があることから「女性のモアイ」と考えられているそうなのですが、正直よくわかりませんでした。

火口湖と鳥人儀礼

次の場所へ移動中、ガイド氏の奥さんがバイクでやってきて、チケットを届けてくれました。本当に何をやっているんだか。

そして到着したのが、こちらの展望台。およそ200m下にある『ラノ・カウ火山の火口湖』を見ることができます。島にある3つのカルデラ湖の中で最大のもので、直径が1,600mあります。深さは4~5mほどで、湖面がトトラと呼ばれる葦で覆われています(南米のチチカカ湖と同じものらしいです)。その水は現在も、バンガロア村の飲料水として使われているそうです。

また展望台には、強いマナ(霊力)を持つといわれる鳥人=タンガタ・マヌを彫り込んだ岩もありました。

駐車場では、もはや観光スポットの必需品、お土産屋さんも絶賛営業中。

続いてやってきたのが、ラノ・カウ火口湖の隣にある『オロンゴ』。

19世紀中頃まで続けられていた、”鳥人儀礼”のための儀式村です。

島では、自由自在に海を越えて飛ぶ鳥は、神の力を宿す重要なシンボルと考えられていましたが、そんな島に毎年秋、産卵のためにやってくるのが、アジサシという鳥で、オロンゴ村の先にある小さな島=モツ・ヌイに飛来します。その飛来のタイミングで行われていたのが、”鳥人儀礼”。各部族の首長や首長に選抜された代表者たちが、この村に集結し、まずはラノ・カウ火口湖の上記画像右側の少し窪んだところから海に飛び込み、葦の束を頼りにおよそ1km泳ぎます。

目的地は、アジサシのいるモツ・ヌイ島(上記画像一番奥の島)。そこでその年のアジサシの最初の卵を手に入れ、再び1kmを泳ぎ、120mの断崖を登ってその卵を持ち帰る、というのがその内容で、卵を最初に持ち帰り勝者となった部族の長が、その年一年島を支配する、という決まりだったそうです。この”鳥人儀礼”、およそ150年間続いてきましたが、1866年を最後に途絶えてしまったそうです。

その”鳥人儀礼”を取り仕切る司祭や、各部族の代表者などを収容していたのが、

こらら”石積みの家”で、現在復元された54棟が並んでいます。

この儀式村、普段だとかなり風が強いらしいのですが、この日は風も強くなく穏やかに見学することができました。島の観光はここまでで、この後は、少し早めの昼食となりました。

続々・謎の昼食会場

昼食は当初、チェックインの事を考え空港近くでとる予定でしたが、「天気が回復したので、農園でスタンバイしているから」ということで、”農園レストラン”に向かうことに。

周囲には果実畑あり牧場ありで、まあ確かに”農園レストラン”でしたが…

テーブルに置かれているランチョンマットからもわかるように、登場したスタッフは、いつものケータリングチーム…。

食べる場所が違うだけで、メニューはほぼ、いつもと同じものが並んでいます…。

ただこの日初登場の、マグロのたたき(上画像お皿上部の赤いもの)と、

日替わりデザートのマンゴームースは、結構美味しかったです。

島とお別れ

昼食後向かった空港では、皆さん似たようなタイミングで到着するので、プチ渋滞に。

カウンターでチェックインをし、保安検査を受けて待合室に入ります。

待合室には、広いオープンスペースもあり、南国特有の長閑な感じに包まれています。

ちょっとしたショップがあったり、鷄が走り回ったりもしています。

また庭には、マヌ・ピリという鳥を彫った像と、もちろんモアイ像もあります。

そんなものをぼんやり眺めているうちに、搭乗が始まりました。

機体までは、相変わらずブラブラ歩いて向かうのですが、

何と最後尾のドアも空いていたので、そこから搭乗させてもらいました。

大型機をこの角度から見るなんて、滅多にありません。

機体はラタム航空のB788。3席-3席-3席のエコノミーシート。

まずはチリ・サンティアゴまで、約4時間15分の空の旅です。

楽しかったイースター島とは、これでお別れです(ちなみにこの画像は、窓側に座った添乗員さんからいただきました)。

離陸後1時間程たったころ機内食が配られ、いつものチキンを選択。残念ながらボケボケの画像しか残っていませんでした…。味は可もなく不可もなく、といったところ。

サンティアゴで乗り継ぎ

サンティアゴ国際空港には、予定より30分程早く到着。

「イースター島便は特殊だから、国際線ターミナルに着く」という噂もあったのですが、結局着いたのは国内線ターミナルで、空港内を15分程延々と歩いて移動することに。

午後9時過ぎということもあり、結構寒かった記憶があります。

出国審査と保安検査を順調に通過して、出発ロビーに到着。出発まで3時間ほどあったこともあり、ラウンジへと向かいました。

お邪魔したのは、『SKYTEAM LOUNGE』。プライオリティパスを使って入室しました。

当初「スカイチーム便でないと入れない」と思っていたのですが、調べたところ、どうやらラタム航空は、スカイチーム扱いとなって入室できることがわかり、一安心。なんせ国際線ターミナルにはプライオリティパスラウンジがここしかないので…(旅行当時)。

シックな造りで、かつ遅い時間ということもあってか混雑もなく、居心地は良かったです。

料理は、サンドイッチなどシンプルなものしかありませんでしたが、味はまあまあ。

メルボルンへの便は、日を跨いでから搭乗が始まり、そのまま機内泊となります。日付的にはあさっての早朝、メルボルンに到着する予定です。

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